「変化」を拒み続けてきたともいえるニッポンの農業を中心とした第一次産業。今、「進化」を実感しています。
 まだまだ、農業従事者の高齢化、担い手不足、耕作放棄地の増大、加速する限界集落など、多くの課題が山積しているのは事実です。
 しかし、ニッポンの食を守り、美しい自然・景観を保全し、豊かな社会を築いていくことが「生業」になると気づき、勇気をもって、農山漁村に身をおくチャレンジャーは、新たな生業としての「農業」「ムラづくり」に積極的に取り組み、確実に「進化」させているのです。
 私たちは、平成4年度より、都市部と農山漁村部を、感動・共感を呼び起こす「交流」によって繋ぎ、地域に「しくみ」を作って農山漁村部を活性化させていくサポートをしてきました。
 私たちが現場を走り回る中で、安心・安全はもとより、ニッポンの食卓を豊かにしようと熱い思いをもった生産者は、こだわりの食財を創り続けていましたが、どのようにマチの人財と繋がり、価値のある食財と伝え、食卓に届けるかは不得手というのが実状だったのです。
 都市農村交流の実践が大きく変化をもたらします。様々な出会いや感動・共感が生まれ、?がりができ、新たな生業づくりのための知恵が身についていきます。「自分たちならでは」「そのムラならでは」の生業づくりが進んできました。
 一方、私たちも都市部で都市農村交流を推進させるための事業を独自に展開し始めました。都市部の飲食店やマスコミを集めた各地域の食財を使った試食会「ムラの馳走プロジェクト」や今、話題の「ファーマーズ・マーケット@国連大学前」などが、まさにその都市と農村を繋ぐ場となり生業づくりをサポートしています。
 私たちには、生業づくりを具現化した人たちをサポートしてきたノウハウや知恵、そしてネットワークがあります。そして生業づくりを具現化させる場を持っています。こういった資産を、これから農山漁村で新たな生業にチャレンジする人たちに伝え、実践をサポートし、さらに「ニッポンの食卓を豊かに!そして笑顔に!」と思いを持った人たちの輪を広げていきます。
 そして、この思いのもと作られた食財に感動・共感するファンを着実に育成し、ニッポンの農山漁村をさらに元気にしていきたいと思っています。